月刊基地moratorium

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インプットの現状理解

 前回の記事「はじめに」では色々とご託を並べましたが、あれらはブログの前提ということで、あくまで舞台装置に過ぎません。なので今回の記事からワナビとして活動を開始したいと思います。

 

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 さて、そんな記念すべき記事第一号のテーマは、これからワナビ活動を始めるにあたって今の自分にどの程度のインプットがあるか理解する、というものです。

 創作活動の上達に必要不可欠なのはインプットとアウトプットであるということは周知の事実であると思います。ものづくりというのは0から1を生み出すものではなく、100を1にする作業である、という考え方は凡人の僕に多大な影響を与えました。

 インプットが為されていなければなにも生み出せない。

 であるならば、僕がこれからワナビ活動を始めるにあたって最初にすべきことは、今の自分にどれほどのインプットがされているか今一度確認して、インプットにおける課題を発見することにあると思います。

 これが始めにインプットを取り上げる理由です。

(なお、アウトプットについては実際に執筆を始めてみて、そのなかで課題を見つけていこうと思うので、今回はインプットについてのみ考えることにしました)

 

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 ということで、僕は具体的に自分のインプットの程度を知るために、以下のことをしたいと思います。それは、

 

 あらゆるジャンルで自分が最高傑作であると思う作品を最高5作品まで挙げる

 

 です。

 自分の嗜好を知り、そしてその嗜好の偏りを知ることで、僕がどのような作品に触れてきた人間で、どれほどのインプットが為されているか、客観的に理解できるように思うのです。

 ではさっそく挙げたいと思います。

(なおこの記事では【ラノベ】と【一般文芸】を別ジャンルとして区別していますが、それらの定義はここでは省いて、僕がラノベとしてその作品に触れたか、もしくは一般文芸として触れたかという、極めて個人の主観に基づく方法で区別をしています。そのため、一般文芸として挙げた作品で「それはラノベだ」という指摘があるかもしれませんが、とりあえず目をつむってください)

(また【アニメ】にはアニメーション映画も含めます。【映画】とは実写映画のこととします)

 

いままでに僕が触れてきた物語のなかで、個人的に最高傑作だと思うものを各ジャンル最高5作品まで挙げます。

ラノベ

冴えない彼女の育てかた丸戸史明

エロマンガ先生伏見つかさ

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。渡航

僕は友達が少ない平坂読

妹さえいればいい。平坂読

【一般文芸】

・NHKにようこそ!/滝本竜彦

遠まわりする雛米澤穂信

・カラフル/森絵都

【漫画】

帰宅部活動記録/くろは

咲-Saki-小林立

生徒会役員共

めぞん一刻高橋留美子

【アニメ】

ガールズ&パンツァー

SHIROBAKO

・NEWGAME!

サマーウォーズ

天空の城ラピュタ

【映画】

バック・トゥ・ザ・フューチャー

スターウォーズ

・THE有頂天ホテル

桐島、部活やめるってよ

【ドラマ】

踊る大捜査線

逃げるは恥だが役に立つ

【ギャルゲー(エロゲ―)】

パルフェ 〜ショコラ second brew〜/シナリオ・丸戸史明

WHITE ALBUM2/シナリオ・丸戸史明

アマガミ

 

【総評】

 だいぶ悩みましたが、なんとか選びました。なお、5作選んでないジャンルもありますが、それは仕様ですので、後ほど。

 とりあえず、全体を選んでみて気付いたことがあるので、それについて書いていこうと思います。以下、箇条書き。

 

・【ラノベ】【アニメ】は選びたい作品が多すぎて5作品までという上限に苦労したが、それ以外のジャンル【一般文芸】【漫画】【映画】【ドラマ】【ギャルゲー】は、そもそも5作品選ぶことができなかった。

 これは僕のインプットの偏りを如実に表していると思います。僕は根っからのオタクで、ラノベ、アニメばかりに接してきたのでそれ以外の媒体に接してこなかったために5作品挙げられるだけの引き出しがなかったということです。またオタクであっても僕はラノベから入った人間なので【漫画】【ギャルゲー】には精通していない、ということもわかると思います。

 これから物語を作るにあたって、インプットはいろいろな媒体から行うべきだと思います。【ラノベ】【アニメ】以外の作品に触れることがこれからのインプットの課題だと思われます。

・【一般文芸】に選ばれた作品がラノベ寄りの作品である。

 現ラノベ系新人賞の受賞作者の作品や、児童文学の作品からの選出となっています。これは僕がラノベ系しか読んでおらず、一般文芸に親しみがないということです。僕が書こうとしているのは小説であるので、ラノベだけでなく一般文芸に手を出す必要があることは自明の理だと思われます。

・全体的に有名作しかなく、ミーハーな選出となっている。

 ラノベ、アニメの選出作品にも言えることです。

 有名作品=万人に認められる傑作であり、好きな作品が有名作品ばかりになるというのは理にかなったことのようにも考えられますが、僕の場合は、単純に有名作品にしか接していないのです。【ラノベ】【アニメ】にしても、まだそのジャンルを極めたと言えるほどの作品に接していないということです。

 もっと量をインプットしなければならないということでしょう。

・ファンタジーやバトルものはなく、現実世界をベースにしたラブコメやコメディなどのヒューマンドラマがほとんどである。

 これは僕の好みの問題だと思います。僕は、現実世界をベースにしたヒューマンドラマが好きだというだけの話でしょう。ですが、偏ったジャンルばかり読んではいけないというのはよく言われることです。これからはラブコメばかりでなく、ファンタジーやミステリーなども積極的にインプットしたほうが良いと思われます。まあもちろん、好きな分野をとことん突き詰めることも武器になると思うので、ラブコメなどはこれからも貪欲にインプットしていきたいです。

 

 以上より、これからの僕のインプットにおける課題は以下です。

・【ラノベ】【アニメ】以外の媒体の作品にも触れる。特に一般文芸。

・とにかくインプットの量を増やす。

・ファンタジーやミステリーなどにも手を出す。しかしラブコメなども、より手を出すことで自らの武器とする。

 これをインプットの現状理解とします。インプットが進んだと思ったら、また5作品挙げてみて、成長を確かめたいです。

 

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 以上がインプットについてです。

 もちろんアウトプットーー作品を書いて「完結」させるーーがいちばん重要なことだと思いますが、凡人にはインプットが為されなければアウトプットができないことも事実だと思います。

 これからは、これらを意識したインプットを心掛けます。