月刊基地moratorium

文章の置き場

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来年のことを言うと鬼が笑うっていうけど、もう今日は2019年だし今年の目標を言っても笑われないよね。

 畑健二郎みたいなタイトルをつけてしまった。

 まあしかたないね、畑健二郎、好きだから。

 

 ということで明けましておめでとうございます。下は新年になり感極まってやる気だけはみなぎっているけど具体的なことは何ひとつ決まっていないオタクの図↓

 

 でもこんなタイトルをつけておいてなんだが、「来年のことを言うと鬼が笑う」っていう言葉が僕は好きだったりする。

 昔は、鬼に笑われるだけだから来年のことなんて言うだけ無駄だ、やめておけ、って意味だと思っていたけど(もしかしたらそれが正しい意味なのかもしれないけど)、21年生きて、最近はこの言葉の意味が少し違うもののような気がしてきて、それは「鬼が笑い飛ばしてくれるから、思う存分語ってやろうぜ」といった、ある種吹っ切れた意味合いのものではないか、というものだ。

 別に僕は、21歳が大人だとは言わない。

 言わないけど、この年になると、将来の夢だったり、目標だったりを言うのが憚られるようになったなと感じる。みんな自分の将来を限定し始めて、妥協し始める。だから、将来について大声で夢物語を語り合うといった若者らしいことができなくなる。少なくとも、僕でさえ、お酒が入っていなければできなくなった。「こいつはいい歳して何夢見てるんだ」と冷たい目で見られるのが怖い。中学の同級生には恋人がいて、結婚を考えて地元で就職することを考えている。一方の僕は恋人はいないし、いたこともないし、そもそも大学院に進むつもりだから就活もしていないし、地元なんか死んでも戻りたくないし、東京のゲーム会社に就職して、オタクに囲まれながら、毎週秋葉原に通い、毎年コミケに参加して生きていくことを当面の目標にしている。こんなこと、恥ずかしくて言えない。

 というわけで、そんな僕の恥ずかしい色々を笑い飛ばしながらも聞いてくれる鬼の存在は案外と貴重な存在だと思うし、「来年のことを言うと鬼が笑う」というのはとても素敵な言葉だと思うわけだ。

 なんか、新年早々、辛気臭い文章だな…。

 気分を入れ替えてここからは若者らしく、無鉄砲な新年の目標を語っていこうと思う。

 

小説を書きたい

 

 これ。ほんとこれ。

 ときどき忘れそうになるけど、このブログはワナビブログなのだ。このブログのURLを今一度確認して頂きたい。ほら、ワナビブログでしょ?

 というわけで小説を書きたい。かつて憧れた作品たちが僕の人生を変えてくれたように、僕もそんな小説を書いて恩返しがしたいと、そう思うのです。

 しかし、富士見ファンタジア大賞の締め切りは2月末。なんとあと2カ月しかない。絶望だ。が、頑張ります…。

 あと「小説家になろう」でも小説を書きたいな。それも異世界転生もの。テンプレをゴリゴリ詰め込んで、気軽に読めて楽しく笑えるジャンクフードのような小説。僕は最近なろう小説をけっこう読むんだけど、「あほらしー」と笑いつつ、なんだかんだ楽しんでいる僕がいるので、そういう身内に受ける小説というものを書きたいのです。なにより楽しそうですしね。

 

絵を描きたい

 

 年末、僕はTwitterに上がるコミケ関連のトレンドを見て、ひとり悶え苦しんでいた。ああ、コミケに参加したい、どうして僕はこんな片田舎でぼーっと年の瀬を過ごしているのだろうか、と。

 やっぱり、オタク文化の王道はイラストだと思うのです。ラノベにしろ漫画にしろアニメにしろエロゲにしろ、イラストあってものだと思うのです。

 なので、イラストの練習をしたい。そしていつか、ぼくがかんがえたさいきょうの美少女ゲームをつくってコミケで頒布したい。

 まあ、そんな決意も熱意も、すべては「14歳とイラストレーター」に影響されただけなんですけど…。←オタクはすぐに影響される。

 あれ、面白いから仕方ないね。

 

ブログを積極的に更新していきたい

 

 この「月刊基地moratorium」というブログのことが、僕はなんだかんだ、けっこー気に入っていたりします。名前がかっこいいしな。月面基地と月刊をかけることで雑誌っぽさを出しつつ、moratoriumという現代の若者の主題ともいうべき単語を固有名詞のように使っているのも気に入ってる。漢字とアルファベットの組み合わせもいい感じだし。ああ、かっこいいなあ…。

 とまあ、自画自賛はここまでにしておくとして。

 僕は、全人類にブログをやってほしいと思っている節があります。というのも、僕は他人の自分語りを聞くのが好きで、それがどんなに些細なことであっても、そこにその人の考えだったり、人生の背景だったりを感じ取れると嬉しくなります。だから、みんなブログをやって、自分の好きなものについて文章で熱く語ってほしいと思うのです。

 だけど、先日その旨のことを大学の友人に語って聞かせ、「ぜひブログをやってほしい」と頼んだんですが、にべもなく断られました。なんでも、今文章を書くことに割くリソースはないとのこと。それを聞いて納得です。たしかに文章を書くのはとても労力がいる。僕が前回書いた氷堂美智留のギターについての記事だって、資料をネットで調べるのに2時間、執筆に4時間の計6時間を要した。土曜日つぶれた。

 でも、文章というのは書かないとうまくならない。これは誰もが認めることだと思います。不思議なものですよね。誰だって日本語は読み書きできるのに、まとまった文章を書こうと思うと苦労するのですから。

 僕はもっとうまくなりたい。もっと頭の中で思うことを的確に言語化したいし、僕の書いた文章で笑ってほしい。だから頑張って書きます。

 具体的には、週1の頻度で1000~2000文字程度の雑感を継続的に記事にしていきたい。くわえて、読んだ観たプレイした小説映画美少女ゲームについて、レビュー的なものも書いていきたいんだよな。あとコラムも連載したいと僕は去年から何回も言っていて、今現在考えているのは、アニメAKIBA'S TRIPについて1話ずつ語っていくというものと、めもらるクークの聖地巡礼として大須巡りをするというもの。

 なんにしても、記事ごとに題材を決め、読み物として完結するようにしたいと思っています。そのほうが読んでいて楽しいと思いますし。

 

サブカルを極めたい

 

「二次元オタクとサブカルオタクを一緒にするのはラノベ好きと読書好きを一緒にするくらいおかしなことだ」

 この前のクリスマスに友人にそう言われました。

 それを聞いて僕は「たしかに…」と思い、何も言い返せなかった。

 どんな文脈でそんな言葉が出たのかはあまり覚えていないというか、雑談特有のごちゃごちゃとした話題転換のせいで見失った感がありますが、その言葉だけはやけに僕の胸に響いた。

 なぜか? なぜなら、それは僕のコンプレックスを刺激したから。

 というのも、僕はかっこいい大人にはなれそうにないけど、せめて、かっこつけた大人にはなりたいな、と思っていて、そんで、僕にとって「かっこつけた」というのは、サブカルに傾倒した文学部崩れのことなのです。それはたとえば、カフェでコーヒーをすすりながら、純文学もしくはフランス映画について、同じ文芸サークルの、丸眼鏡をしたサブカル女子と語り明かすような、そんな大学生のことです。

 僕は高校のころから文芸部に入りたいと思っていて、だけど僕の高校には文芸部はなかったから、しかたなく新聞部に入った。新聞部はとても楽しくて、そこにいた連中の影響もあって僕は高校のうちに重度のオタクになっていて、いざ大学に入って文芸サークルに入ろうと思っても、こんなラノベばっか読むクソオタクじゃバカにされると思い、文芸サークルに入ることができなかった。だから僕は文芸サークルの連中に死ぬほどコンプレックスを抱いています。

 

 ああああ、僕も小説について女の子と語り合いたいよぉおおおお!!!

 

 くそっ、だから僕の日常に女の子はいなくても、せめてサブカルにだけは見識を深めておこうと思っていたのに冒頭のあの言葉ですよ。要は「お前はサブカルオタクじゃなくてただのキモオタだ」と言われたわけです。図星過ぎてなにも言い返せない。ぐぬぬ←ここ最高にキモオタっぽい!

 つーわけで、今年は二次元文化だけじゃなくてサブカルまで手を広げて、もっとインテリな感じでやっていきたいわけですよ。具体的には、映画とか音楽とか一般文芸などに慣れ親しんでいきたい。

 まあ問題は、映画とか音楽とか一般文芸などの一般向けコンテンツで、恋人とのセックスみたいのをやられると、僕は嫉妬でその作品の視聴を続けることができなくなることなんだけど。エロゲや同人誌は大丈夫なのに。←冷静に考えると病気だな、これ。

 

エロゲ―をやりたい

 

 サブカルを極めてカッコつけたい!とか言っておきながらこの目標。←即堕ち2コマかな???

 まあしょうがないね。エロゲー、楽しいからね。

 改めて思うけど、僕はやっぱりオタク側の人間なんです。太宰治とか村上春樹とか、かっこつけて読んだりするけど、やっぱりライトノベルのほうが楽しいと思ってしまう人間なんです僕は。

 先日まるねこ三部作を収録した『戯画ロイヤルスウィートコレクション』が届きましたし、『summer pokets』もものごっつ良いところだし、冬だから『アマガミ』と『WHITE ALBUM2』もやりたいと思ってるし、『車輪の国、向日葵の少女』も積んでいる状況だし、やりたいエロゲ―がまだまだたくさんあるんですよ。

 どこかで聞いた言葉なんですけど、エロゲ―ってのはもっとも量に恵まれたコンテンツなんです。ライトノベルの1シリーズにも匹敵するテキスト量に、多くのイラスト、サウンド。それに声優さんの演技がフルボイスで入ってるんですよ(最近のは)。それゆえ、だからこその物語があるし、時間がないと満足してできないことも事実です。

 学生生活もあとわずかですし、積んでいるエロゲ―をこつこつ消費しておきたいと思います。

 

ギターをやりたい

 

 今年こそは…っ!という感じです。

 やっぱ、かっこいいじゃないですか、ギター。『SOUND OF DESTINY』とか『I hope so…』とか『God knows…』とか弾きたい。前の記事でも書いたけど、美智留のギターで弾けたら最高。


 

ゲームを作りたい

 

 これは美少女ゲームというより、ゲームと聞いて一般人が想像するようなゲームのことです。ゲームって言葉は意味が多くてややこしいですね。

 で、どうしてゲームかというと。

 思うに、ゲームというのは情報工学科の人間としては一つの目標なのではないでしょうか。プログラムを勉強したいと思った原動力にはきっとゲームがあるはずです(実体験)。

 僕なんかは高校3年の夏になっても受験する学部が決まっていないような人間でして、適当にYouTubeを漁っていたら、サマーレッスンというPS4から出るVRゲームのPVを見つけたことから、「これだ!これからはVRの時代だ!」と電気電子情報工学科への受験を決めた経緯があります。なので、やっぱり学生のうちにゲームを作ってみたい、と思っていまして。あと最近ゴリゴリとコードを書きたいという、自分でもよくわからん欲があります。なので、unityを使って3Dを動かすようなゲームもどきを作れたらなと思っています。

 テトリスは作ったことがあるんですけど、それだけなんですよね。あと、後輩の大学1年生が少人数授業(そういうのがある)でVRゲームを作っているのを教授に紹介されたりして、「1年生やべーな」と危機感を煽られたこともあって、なんとかやってみたいと決意ばかりが先行しております。

 2018年はVtuberが躍進したVR元年でもありますから、自分も何かやってみたいんですよね。友達も色々やっていて、彼らのそういった話を聞いているととっても楽しそうで。

 

 ・・・

 

 そんなこんなで2019年の抱負でした。ここまで読んでくださった方はぜひ笑い飛ばしてやってください。初笑いにどうぞ。

 だいたい抱負なんてのは笑い飛ばされるくらいが健全でよろしい。なんせ僕自身笑っております。こんなにたくさんできるわけねえよ!ってね。

 

 以上、平成最後の元日よりお届けしました。←なんでもかんでも平成最後って言いたいやつ。